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Microscope

先端視覚医学講座
ADVANCED VISION SCIENCE

福田研 / Fukuda lab 

研究内容: Welcome

研究プロジェクト

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老化と神経再生プロジェクト

緑内障は、眼球と脳を繋ぐ視神経が障害を受け、視野が徐々に欠損する疾患である。一度喪失した視野は回復させることが出来なため、最終的には失明に至る場合もあります。世界の緑内障患者は、約7600万人に達し、2040年には1億人を超えると言われています。緑内障で障害される網膜神経節細胞は、網膜の最も内側に存在し、光情報を脳へ伝達する視神経の軸索を形成する重要な役割を担っています。緑内障に対する治療は、眼圧を下降させる事が唯一証明されている有効な治療法であるが、眼圧下降療法は進行を抑制するだけで、一度失われた神経は回復しないため、欠損した視野を回復させる事はできません。私たちは、再生医療の技術を用いて網膜神経節細胞の再生を目指して研究しています。

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次世代型OCTを用いた非侵襲的な生体機能・線維化のイメージング

OCT (Optical Coherence Tomography)とは1991年に非接触かつ高精度に生体組織の断面を見ることができる機器として開発されました。病理組織標本を見るように組織の断面を非侵襲的に観察する事が出来る機器であり、眼科領域で初めて実用化されました。現在では気管支鏡プローブ・冠動脈プローブや皮膚の観察など、その適応領域は急速に拡大しています。私たちは、組織の形態が観察できるこれまでのOCTに加え、線維化や細胞の活動性といった生体機能が評価出来る次世代型のOCTを開発しています。細胞の活動性といった生体機能を非侵襲的に観察できるという事、さらにはiPS細胞などから作成した細胞・臓器を移植した後にその活動性を経時的かつ非侵襲的に評価出来るようになる事が期待されます。

研究内容: Research
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